職人の手跡。

2月5日 中島寛隆

お久しぶりです。
年が明けて、すでに1ヶ月が過ぎましたね。
飲み過ぎ食べ過ぎで崩した体調は整いましたか?予定外の散財が多かった方、先月は乗り切れましたでしょうか?増えたもの、減ったもの、多々あるとは思いますが、皆様は如何お過ごしですか?
私はお休み中も動いてばかりで身体も財布も軽くなり、幸い?体調だけは整っています‼

さて、今回ご紹介するのは作業中に面白いものを見つけた、こちらの商品です。

ナーシングチェア
写真はすでにシートも剥がし、木工、塗装作業を終えたものです。

アンティークのチェアには木材の接合部がグラグラになっている物が多々あります。そのグラつきを無くす為にそれぞれの部材を外し、再度組み直し接着剤で接合部を固着させる必要があります。


このように以前私が紹介したロッキングチェアと同様に接着剤が固着する間はハタガネやクランプという道具で部材を押さえておかなければなりません。
しかし、このチェアには曲がっている部材が多く使用されている為、ハタガネで上手く押さえられない所があります。クランプやハタガネを駆使し背もたれや座面の部材をしっかりと押さえなけれはなりません。

背もたれはクランプと木っ端でハタガネを掛けられるようにします。では座面は?わかりますか?シートが被ってしまうところなのでハタガネを掛けられるように材に切り込みが入っています。

このチェアを作った職人が組み立てる為だけに切り込みを入れ、使用後には埋め木を施していました。

そんな事を考えてながら作業をしていると当時の職人と繋がれたような、不思議な気持ちになります。この世にはいない方々に学ぶ毎日です。
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目黒通りのアンティークショップ・ジェオグラフィカの
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