家具の塗装仕上がりを流し目で追いかけよう。~その壱~

10月11日 佐藤大文

皆様いかがお過ごしでしょうか。私は毎朝通勤のたびに桜並木のアーチを車で颯爽と駆け抜けて参りますが、一月前には萌ゆる緑の衣を纏った桜達も、日に日に木枯らしに吹かれ遂には落ちる枝葉がなくなりつつあるようです。センチメンタルでしょうか。

さて、前回とは打って変わり、塗装修復した家具の一例をピックアップしてみたいと思います。
ここでは一風変わったオークのライティングテーブルをご紹介ついでに二編に分けてお送りします。

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天板が中央左右と全開する上、内部はステーショナリーの収納をフルでサポートする構造になっております。ライティングテーブルだからそうなのですがここまで手の込んだ代物はたまにしか入ってきません。超合金を思い出しますね。サイズもなかなか手頃かと思います。メーカーのプリントロゴは健在です。いかにもビンテージ風ですね。
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さて、肝心の天板ですが、すっかり経年変化で塗装が色褪せ塗面共に荒れ放題です。といえどこれこそ当然のアンティークならではの表情とも言えなくもないのですが…これが風合いと呼ばれ見る人によって価値観が分かれる重要な要素だと思います。
「それでいい……その風合いがいいッ!!」という人もいれば「ちょっと日常で使うには…」と賛否両論です。無論、オリジナルのこの風合いを維持したままの仕上げもご要望とあらば承ります。ご安心ください。今回は弊社の「日常生活においての実用性を優先しつつ、アンティークさを損なわぬ仕上げ」の銘の基、完品としております。 ちなみに左の内部の画像は天板を上げた後、二段式に展開する構造になっており1枚目でビューローのようなデスクトップ面が作られ、2枚目が収納の最下層の蓋になります。その蓋の裏側は一見すると節が集まっている木目のように見えますがニスがただれているような塗装面になっています。

というように、塗装前の現状をまず写真と解説で長々と追いましたが、このライティングテーブルの顛末は次回、近々御伝え致します。ちなみに、このライティングテーブルは中央の天板を開かないと左右の天板は開きません。更に鍵までついておりますのでプライバシーは守られます。ですのでイタズラされる心配はありません。30年前の初恋人からのラブレターや処分できなかった給食のパンを隠しいれてもバレません。世のお父さん、学生さん、良かったですね。

それではまた。
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